電動CQカートレース@袖ヶ浦フォレストレースウェイ
電動バイク専門ショップとして、二輪車、しかもスクーターに特化した販売店として名乗りを上げたスマートハート。
でも、実は、バイクから一歩発展した商材を扱うコトが目的で電動業界に入りました
もちろん、二輪車の魅力を伝えるコトが二輪販売店の役目とは思っていますが、あまりにも、消費者は二輪を求めてない現実があります。
台湾製の新型電動バイクの「GOGORO」
高出力な電動バイクであり、100km/hの最高速、100kmの航続距離もリアルに到達する能力です。
公式サイト→GOGORO
スタイリッシュであり、バイク乗りとしては魅力的なモノでしょう。
でも、売れません。
誰も買いません。
いえ、欲しくても買えない状況がそこにあり、売れない商品と成り下がってしまう。
と言ったほーが正しいでしょう。
いくら高い性能があっても、日本の二輪の商流にのせるコトができない海外製品は、売るコトができないのです。
すごーい!カッコイイ!ちょーはえー!めちゃ性能イイ!
そんなコトで商品は売れないのです、少なくともこの日本の国では。
今の二輪を購入し活用するとゆー常識の壁を少し破らないとほんとーに高性能なバイクを手にするコトはできないかも知れません。
イイ商品なら売れる。と信じたいユーザーのキモチは汲みますが、これまでの常識の上に成り立つ販路を期待するであれば、ホンダ、ヤマハ、スズキからすばらしー電動バイクが出るのを、じっと待つしかないでしょう。
あとは、大手○○商事が扱う とか、ミラクルがあるコトを願いましょう。
前置きが長くなりましたが、こーした商流が出来上がった業界で、マイナー車種で商売するのは、ひじょーにむずかしーコトであり、目標を間違ってしまうとすぐに撤退とゆー末路が待っております。
ですが、こーした、メーカーの作った商材を販売代理店で店頭売りする という一般的な商流とは一線を画した商材も、また、存在するコトを知ってて頂きたい。
それが、教育商材です。
販路は、学校などの教育機関。
それが、CQ出版社の販売する、EV教材キットのCQカートです。
公式サイト→CQカートキット
すごくないっすか!?
目からウロコですね。
コントローラーを基盤からハンダ付けして組み上げて行き、ボビンに銅線を巻いてモーターを作り、スチールボディの骨組みのよーなシャーシに載っけて、出力特性などを実践で学べる。
こんな等身大のEVキットが学校教育で受けられれば、今後常識化する自動車メーカーのエレクトリック化にも順応する社員教育に貢献するコトでしょう。
モーターの巻き方を変えて出力特性を見てセッティングするとゆー、スマートハートとしても、ただの出来上がった商材を販売し、壊れたらユニット交換するとゆーコトが常識化しているトコロから一歩発展した考え方ができるよーになったコトは、このCQカートとの出会いはショッキングでした。
こーゆー強電とは違う、弱電の世界から発展させるEVもあるんだなー とゆー衝撃を受けました。
先日、新座市産業フェスティバルでご一緒した、ライト・モビリティ設計謹製の木製カートも、実は、この教育商材として確立されたCQカートをベースとしており、だからこそ、ボディ設計に専念できるのだろーとゆーコトだ。
公式FBサイト→ライト・モビリティ設計Facebook
そして、特筆すべきは、このCQカートキットを購入して、組み上げたマシンを使った、30分の耐久レースとゆーお披露目の場が提供されている。
それが、CQ EVミニカートレース だ。
毎年、千葉県袖ケ浦市のフォレストレースウェイと、秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて行われる大会があります。
今回は、袖ケ浦のCQレースを観戦しに行かせて頂きました。
概要は、公式サイトなどを見ればより詳しくわかるとは思いますが、レースだけあって、レギュレーションがあります。
ざっと解説すると、CQカートを使用するコトは当然として、モーターと総車重を同一とするコトで、公平性を保っている。
同じ条件化での耐久レースなので、そのレース場のセッティングにより勝敗は左右されるであろう。
もちろん、出場している中には、現役大学生チームが居たり、教育機関や、一般の方もおられ、なかなかアットホームな印象のレース会場となっている。
各自車検を終え、30分間走り回るわけだ。
ただし、この袖ケ浦フォレストレースウェイは、アップダウンが激しい、高低差12mの一周2.4kmのコース。
なかなかミニマムなEVキットのCQカートとしては過酷だ。
スピードにして、平均30km/hという感じではないだろーか。
いつもは、ガソリンエンジン車のレースを見ているのもあってか、まさに止まっているかのごとくレースが進行しているのが、少々滑稽でもあり、安心感もある。
まずは、完走目指して追い込むというセッティングが正しいのかも知れない。
しかし、出力が低いコトもあって、返って極限のレースとも言える。
どー高出力、高耐久なマシンを作るか? とゆーレースだ。
おもしろい!
ふだん、商材としてのバイクを販売したり、修理したりする商売的なおもしろさとは違う次元のおもしろさだ。
スマートハートとしても、ぜひ、このCQカートレースに参戦してみたいと思った。
まずは、11月に開催される、CQ出版社さま主催のコントローラー&モーターキットの組み立てセミナーに参加してみよーと思う。
全国から、EV関係者だけではなく、家電でモーターやコントローラーに携わる方々が集まってセミナーを受けるコトになるであろうとのコト。
そーした教育の観点からの販売商材 とゆーモノが存在する。
今回は、そーしたお披露目のレースとゆー楽しみの中から、そーした世界に触れられたイイ機会であったし、また、少し自分の中でも世界観が変わったと思う。
このCQカートについての、詳細な機械的な内容は、またの機会にやってみたいと思っている。
カタログに載る電動バイクのスペック などでは計り知れないEVの世界が存在するコトを、多くの人に知って貰いたいと思った。
EVは、まだまだ、おもしろいっすよ。
今回の記事はどぉ~でした?
今回のレースデータ
会場:千葉県袖ケ浦市フォレストレースウェイ
レース:CQ EVミニカートレース
開催日時:2015/10/18
Tag: CQカート CQ出版 レース 木製カート ライト・モビリティ設計 手作りモーター 手作りコントローラー JEVRA
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