YAMAHA・E-Vino【SY11J】のココがスゴイ!@試乗レビュー
いよいよ国産メーカー、ヤマハより新発売された電動スクーター「E-Vino」。
当店に入庫以来、20人余りのお客様に試乗して頂いております。
それも、ガソリン車を修理に出して頂いているお客様に乗って頂いて、生の声を拾っております。
その中で、まずはポジティブなご意見を。
- すーーーって進んで、キモチイイですねー
- 信号待ちが異次元ですね。振動が無いからいつまでも待ってられる。疲れない。
- 音がしないので、おれのよりスピードが出ている感じがします。
- けっこーイイ加速しますねー これなら欲しい!
- アイドリングがないのが不思議。
そして、ネガティブなご意見。
- おっそーい。これダメ。これじゃ122号怖くて走れない。
- 軽すぎて怖い。フラフラしますね。押すのは軽くてイイですが、怖いです。
- メットインが狭いですね。フルフェイスが入らないんじゃね。
- 20キロ!?それしか走らないの?使えない。しかも20万円もするの!?不要。
- ウチの会社じゃ充電させてくれないと思う。ガソリンでイイや。
などなど
あらためて、わたしのメモ集め程度のデータですが、おもしろいでしょ?
だいたい、50人の意見を集めるコトが出来れば、れっきとしたデータになると思っています。
ただし、原付バイクを所有するユーザーで、かつ、それを修理して乗ろう!って思っている、言わば、低所得者層の意見ですので、どこまで参考になるかですけどね。
そもそも、電動バイクをオススメしたいのは、費用対コストを真剣に考えるよーな層ではなく、電気エネルギーで走る付加価値を求めてくれるよーな、中層をターゲットとしています。
少なくともスマートハートは。
新車をすんなり買える、いや、バイクは新車を買うのが当たり前と思っているユーザーをターゲットとしています。
ただし、そーしたガソリンユーザーは、残念ながら、当店には来られないので、データ取りするコトが出来ないのが残念ですけどね。
こんなおもしろデータを、今後ものらりくらりと集めて行くつもりです。
ご期待下さい。
そー そして本題ですが、この皆さんに乗って頂いているE-Vinoのココがスゴイ!ってトコロをご紹介してみたいと思っています。
まずは、安全装備。
ご承知のとーり、電動スクーターにはエンジンアイドリングというモノがありません。
まず、電動スクーターに乗せると、セルモーターを回そーと四苦八苦します。
ないです。セルモーター。
なにせ、エンジンが付いてませんので。w
そこからです。
つまり、キーをONにして、アクセルを開ければダッシュしてしまう電動バイクすらあります。
ひじょーに危険な乗り物ですね。
ワンアクションでは危なすぎるんです。
そこで、さすがの国産メーカー、さすがの技術力。
まずは、キーをONにします。当然、ココでアクセルを開けても走り出しません。
ツーアクションが、メータースイッチを押す。これでセイフティ解除。
これで走り始めるコトが出来ます。
でも、ココまでは、他の電動スクーターでも経験できます。
さらに、ヤマハがスゴイのが、トラクションセイフティ機能。これ、もちろん、わたしが勝手に付けた名前。w
リアのホイールにトラクションがかかっている場合のみ、フル駆動するという安全装備です。
つまり、センタースタンドをして車体が上がっている時にアクセルを開けて、静かなので、そのまま車体を落とし、突然飛び出してウィリー!ってコトがありません。
さすがですな。120%の安全設計。
そして、メットインスペース。
先ほどのネガティブ意見に同じよーなモノがありましたが、この時代にメットインスペースがまったく無い!じゃ、価値観半減ですよね。
電動になってバッテリーをメットインスペースに押し込みたいのはわかります。
でも、一番、取り出しやすいトコロではあるが、必ず半キャップを入れるコトができるだけのスペースを空けないと道具として使えないですよね。
これは、ガソリンだから とか、電動だから とかじゃなく、そもそも、収納がないスクーター(道具)に、なんの価値があるのか? と思ってしまいます。
この昨今のガソリン車のメットインスペースを見て頂きたい。
スペイシー100 なんぞガソリンタンクをシート下に追いやっても、この広さ。
リード110のこの広さはなんでしょう。ラケットが入るってのはスゴイです。
そして、VOXに至っては、50ccの原一です。
これら、すばらしー手本がある以上、たとえバッテリースペースで半分取られたとしても、半キャップを入れるとゆー理念で作り込まれた、バッテリー容量と航続距離とスペースの問題、すべてを解決したヤマハのエンジニアにあっぱれです。
ビーノというフォーマットの中で、最大級の電動理念を盛り込んだ名機かと思います。
そして、最後に、そのバッテリー。
前述したとーり、すべてを考えつくし、ベストなスペックが、この50V10Ahリチウムバッテリーだったというコトで結論付けたい。
メンテナンス店の問題があり、48Vで行きたかったのだろーが、パワーが足りなかったというコトもあれば、せめて15Ahあれば、30kmとうたえるトコロまで行くであろうに。
ガソリンビーノの車体で、半キャップをしまわなければならない、でも、距離も、加速も・・・。
それです、それ。技術とはそれなんです。
今できるすべてを求めた結果が、この仕様なんです。
同じ結果であっても、すべて妥協した結果の仕様ではない というコトは、このE-Vinoを走らせた5秒後にわかります。
加速感も、制動も、巡航も、コーナーも、すべてが20万円並のギリギリのラインでまとまっているのは、すんごいなー って思います。
特に、今、ガソリン車にお乗りのユーザーさま。
お気軽にお乗りに来て下さい。
今、この記事を熟読して頂いてからの試乗は、考え深いモノがあるでしょう。
まずは、お電話下さい。
今回の記事はどぉ~でした?
今回のバイクデータ
バイク:ヤマハ・E-Vino
Tag: YAMAHA ヤマハ VINO E-Vino イービーノ リチウムバッテリー 収納
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