MTB型電動バイク ISOLA・IS009~スマートハート~
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ISOLA・IS009【取扱終了車両】

街にツーリングにオールパーパスMTB型電動バイクが登場!「IS009」輪行も可能なスーパーベロモビリティを長崎から。
取扱終了車両です。
スマートハート販売価格:¥218,000 (税別)
※送料・ナンバー取得料・自賠責保険・盗難補償・ロードサービス・オプション品は含まず
特徴
これまで折り畳み式電動バイクの発売で一線を画する商品展開を見せて来た長崎の車検町工場から全国展開しているベンダーメーカーのISOLA。
次の展開として、自転車ベースの商品と考えた場合、やはり筆頭に出てくるのが、このMTB(マウンテンバイク)型になるだろう。
本格的な「走り」を意識したイメージで作って来たコトは大いに感じ取れる。ただし、これもIS006同様、ベースの自転車の品質や性能であらかた決まってしまうトコロもあり、イマイチ、オリジナリティを感じないのは否めない。
ベース車両の説明は割愛するが、市販自転車のホイールにハブモーターを組み込み、スポークを張ったモノ、というスタンスはIS006と変わりない。
つまり、このISOLA的要素で進めるならば、自転車は基本的には、どんなモノでも、電動バイク化可能なわけだ。
スタイルはまんまMTBの王道というような造形で、フレームのメインシャフトは乗り降りを考えて、下方にシェイプされており、またぎやすいのは嬉しい。
ただし、サドル位置はなるべく高いほうがカッコイイが、めいっぱいまで上げると、当然乗降性は悪くなる。
フロントフォークとリアサスが装備されており、ビジュアル的にも走りが良さそうなオーラを受ける。
この試乗車はブラック色だが、個人的には明るめの色のほうが電動バイクっぽさがイメージ出来るかも知れない。
IS006に比べると、良くも悪くもわかりにくいデザインをしているので、しょーじき、掴みどころがない。撮影にしても、どこに焦点をあてるか、ひじょーに悩めるデザインだ。
荷台に付いている黒い物体がバッテリーだ。ロックキーを回して後方に引き出して外す。リチウムタイプで重量が5kg程度で、他の電動バイクと比べると、容量も10Ahと低いコトもあり、ひじょーに軽く、真の持ち運び可能な電池となっている。
メーター、ウィンカー、ヘッドライトなど、LEDを多用している。ヘッドライトに関しては、小さいながらも、かなりの照度があり、しっかり前を照らすカットが入っている。ただ、この手のフレームフレームしている車両だと、ヘッドライトでオリジナリティを出したいトコロなので、大きなバイク用ヘッドライトボックスを使った方がビシっと来ると思われる。
計器類は一昔前のバイク用を利用しているので、この辺りも専用設計であれば、どれだけスマートになるかと残念でならない。
このシフトチェンジレバーも同様だ。計器類を専用設計にして、グリップ内部に埋め込んだりすれば、このレバーがちゃんと操作できる配置になる。やはり、これは総合的な話しになるが、自転車機能の重要性が軽視されている感が否めない。
ディスクブレーキは油圧ではないワイヤー式で、液体レスを追求すべき電動バイクのスタンスとして評価できる。
残念ながら、タイヤがあまりにもお粗末なグレード&サイズ。500Wモーターを走らせる乗り物としては、せめて自転車用の最高級グレードを使う必要性があるのは容易に想像がつく箇所かと思うのだが・・・
デザイン上、このDIYちっく丸出しなフロント周りも、もう少し整理して頂きたい。
IS006ではフロント駆動であったが、MTB型と少し重量級になったというコトで、駆動輪を後方に持ってきたのは、正しい判断だろう。黒いハブモーターがヤル気を感じさせる。
装備としても、スマホ充電用のUSB端子が出ていたり、自転車としては珍しいセンタースタンドが装備されていたりとおもしろい一面もある。
そのスタンスの面白さに十分に所有欲を感じて頂ける可能性を秘めた乗り物であるコトは間違いないだろう。
スペック
メーカー・車種名 | ISOLA・IS009 |
---|---|
価格 | ¥218,000(税別) |
ナンバー | 原付一種(白ナンバー) |
乗車定員 | 1人 |
全長 | 1750mm |
全幅 | 685mm |
全高 | 1245mm |
最低地上高 | -mm |
シート高 | 840~900mm |
車両重量 | 34kg |
満充電時航続距離 | 45キロ以上(ペダル併用時正確計測不能) |
最高速 | 約40km/h(ノーペダリング) |
登坂能力 | 20度(標準的脚力による) |
モーター | ハブモーター540W |
バッテリー種類 | リチウムバッテリー48V10Ah |
充電時間 | 6時間 |
ブレーキ | 前:ディスクブレーキ 後:ディスクブレーキ |
タイヤサイズ | 前:26×1.95 後:26×1.95 |
店長のぶっちゃけ試乗インプレッション
折り畳みの次はMTB型で来ました、ISOLAだが、自転車乗りからすると、自転車パーツひとつひとつにも厳しい目で見てしまう。その厳しい目で見られた時に、おもちゃと判断されるか?スポーツに値すると見られるかによって、打ち出す方向性は決まるだろう。
残念だが、正直、わくわくするよーな自転車乗りを納得させるパーツは装着されていないのは、一目見てわかった。通勤車と言ったレベルか。
サラリーマンが10km程度を天気の良い日だけメタボ対策で乗るよーな自転車グレードと判断してイイだろう。
と、なると、その通勤車に540Wのハブモーターを装着させたスポーツBIKE。
とても、イメージしにくい乗り物 というのが、わたしの率直な意見だ。
決まって比較されるのは、カーボンドライジャパンのパワードバイクS1だが、グリップを握り押し歩きを行った瞬間に、まったく違う感覚が伝わる。
このIS009の方が、自転車という感じがする。
実は、当たり前で、自転車にモーターを装着した電動バイクであるがゆえだ。
残念ではあるが、専用設計ではないので、どこかDIYな雰囲気が出てしまっているのは、視覚からだけでなく、乗って見ても、それは同じだ。
あくまで、楽な自転車 というイメージの打ち出しが強く、スポーツ車とは言えないだろう。
となると、走りに関して楽しむよーな乗り方ではなく、移動手段、すなわち日々のライフスタイルの中で使える道具かどうか?という点で評価するのが、このレポートの正しい方向性かと思う。

まず気になるのが、リア荷重オーバーか というコト。
後ろが重たいので、とてもバランスが悪い。このコトが押し歩きの場合でも、倒してしまった場合でも、持ち上げる時も、重たく感じさせる要因だろう。
ヒョイとまたいで、こぎはじめから、少々もっさり感があるのだが、アクセルオンと同時に、強烈に加速をする。
リアモーターというコトで、後ろから押される感覚は、とてもイメージしやすい加速感だ。バイク乗りならばカンタンに挙動が掴めるのは、フロント駆動のIS006と大きく違う感覚だ。
ただ、かと言って、重量配分が適切であったIS006に比べ、曲がりにくいと感じるのは、こちらのIS009だ。これは、通勤で生活道路を走ったりする場合、曲がりにくいのは致命的だ。
ブレーキのタッチもあまり良くないが、利く利かない みたいなブレーキングであり、びみょーな制動が出来ないのは、痛い。キャリパーパーツ、はたまた、ブレーキパッドの問題かも知れない。
また、フロントフォークやリアサスも、この個体は、かなり経たっていた。
この個体は走行5000km程度であったが、この程度のオドでこの経たり方だと、フレーム自体の強度も心配だ。

そして、そのフレーム強度の心配は、高速コーナリングで顕著に出た。
ゴツゴツタイヤも相まって、コーナリングは車体を寝かして体重移動で曲がるよーな芸当は恐怖感を感じて出来ない。
あくまで十分減速し、ハンドルを切って曲がるのが正しい乗り方だ。
MTB型の醍醐味は、立ち乗りで大きく車体を振って半腰で乗るイメージを、わたしは抱くが、そんな乗り方が出来ないってのが、個人的にひじょーにフラストレーションだ。
つまり、バイクのよーにフロントとリアにサスペンションが付いているので、それなりに減衰力を与え、ある程度のクッション性と走破性があるので、乗りやすくなっている というイメージで乗って頂くのが正しいだろう。
生活の中だと、マンホールの段差や、工事の段差などに助かるサスペンションというコトだ。そのタメのMTB型自転車ベースというわけだ。
ただ、そーした生活領域で実用性を求めるのであれば、標準的に前カゴが付けられたり、サイドバッグが付いていたりすると、付加価値が生まれ、通勤で使う意味も出て来るはずだが、詰めが甘い。もしくは、作る側のビジョンがズレてしまっている感じか?
当店のオプショナルパーツとして、実用的アイテムは、考えてイイかも知れない。
最高速は40キロ程度。本格的にシフトチェンジしたりしてスポーツライディングするようなBIKEではないので、がんばる意味も見い出せないのが本音だ。ただ、ちゃんと電動バイクとして評価するならば、軽量コンパクトで、使いやすい部類に入る。乗るのは、それほどかったるくない。

総評としては、あまりイイ印象は受けなかったので、酷評になってしまうが、スクータータイプよりおしゃれであるし、スーツ姿もビシっと似合う。
ま、そもそも、スクータータイプのデザインとゆーかスタンスがダサダサなわけで、もうあのスタイルのバイクなど、誰も欲しがらないと、作る側には早く気づいて欲しい。
今の時代の人々のライフスタイルの中に、オートマスクーターを駆る生活 というのがイメージ出来ないので、新車が売れないと考えて欲しい。
それでも大手三社のスクーターが動いていると言うならば、皆、仕方なく買っていると気づくべきだ。気づいたならば、こーした自転車タイプをバンバン作るメーカーも現れてしかるべきで、まだ、2メーカーしかないと言うコトは、まだまだ業界は苦境が示唆されます。
そして、どーゆースタンスで生まれたかは不明だが、このIS009、スタイリングやスタイル、ビジョンはともかくとして、それよりも一番気になるのは、収納性や防犯性、安全性や耐久性など、多大な問題をこのISOLAは抱えている。
ネジひとつ取っても、自転車クオリティであるタメ、緩むのは確実だ。強度も足りてない。
そうした日々の細かいメンテナンスが出来る方でないと、所有はツライのではないか ってのが率直な意見だ。
厳しい意見かとは思うが、乗り手が欠点を補ってあげるような乗り物がすんなりユーザーに受け入れられるのか、作る側、売る側、買う側の相違感を大きく感じてしまう。
もし、提案するならば、ベース車両の自転車をもう一台買って部品取りとして使って頂くぐらいの柔軟な考えが出来るユーザーにオススメしたい乗り物だ。
試乗動画
店長の勝手に評価
オススメポイント
- 本格ペダル機能・・・自転車ベースがあるがゆえの本格自転車機能!
- バッテリーの多様性・・・バッテリーを他の用途で使ったとしてもこいで帰れる!
- 押し歩きの軽さ・・・携行性に優れているタメ、エレベーターにも載せるコトが可能!
イマイチポイント
- 安全性・・・フレーム剛性やパーツのしょぼさが危険性に繋がる可能性がある。
- 耐久性の欠落・・・やはり自転車用のネジや取り付け方法なので毎日のバイク的活用時の耐久性は心配ポイントだ。
- 防犯機能・・・防犯ロックが標準で装備されていないのでは、東京では使えない。
総評
機能 | ★★☆☆☆ 2 | USBポートなどは嬉しいのだが、それよりも、シフトチャンジがちゃんとグリップを握ったままできるよーにしないと本末転倒となるだろう。 |
---|---|---|
性能 | ★★☆☆☆ 2 | モーターパワーは今の半分でもイイぐらい強力だ。でも、やはり、他の走る・曲がる・止まるの基本性能を上げたい。 |
デザイン | ★★☆☆☆ 2 | ベースの自転車のデザインにかかってくるが、ヘッドライト周りやハンドル周りの処理は、決して良いとは言えない。 |
コスト | ★★☆☆☆ 2 | 客観視して、ちゃんと他車種とも比較した場合、10~15万円が妥当なモノではないかと思わざるをえない。 |
安心度 | ★☆☆☆☆ 1 | 品質が自転車クオリティな上に、メンテナンス店は皆無と言えよう。自転車店・バイク店では、チェーン調整やパンクひとつでも請け負ってくれないと思った方が良い。基本的にDIYメンテの心構えが必要だ。 |
満足度 | ★★☆☆☆ 2 | しょーじき残念な作りだ。ベースの自転車のコストを絞り過ぎていると思っている。この性能を与えるならば、あと2グレードぐらい上げたい。 |
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この電動バイクのタグ
Tag: ISOLA イソラ IS009 ベロモビリティ 540W リチウムバッテリー センタースタンド 着脱式バッテリー テイクアウト ペダル付き 自転車